「ある果て無き追求」
僕は俯いて座っていた
時計が5度秒針を刻むのを数えた
頭をもたげると 体が宙に浮いているではないか!
回りを見渡すと 僕は果て無き縁に取り囲まれていた
吊り下げる今にも消えそうな光の縄は 完全に消え去った
そして 一つの眼球が僕をちらりと見て
どこかへ走り去っていった。
全ての空間は黄や白の閃光を放ち
連なった眼球どもは
氷の息と血の涙と 生温かい冷笑を
襞の付いた光のアーチは 僕を押し潰そうとしていた
ふと 天を見上げると 暗黒の中に巨大な眼球があった
そしてそれは 弾き飛ばすかのようなもの凄い形相で僕を睨みつけた!
ああ! もうこれ以上は耐えられない
髑髏は砂のようにサラサラと崩れ落ちてゆく
再び目を開け 周りを見渡すぼく....
そこには向きあう二つの眼球があり そしてそれは突然じろりと僕を睨みつけた
by ひかる 1993/4/23
