ボードレールの箴言より
・ 偉大な人々というものは・・・・・法螺吹きでも道化師でもなかったのであり、人生の恐ろしさを知覚し、勇を鼓してそれに立ち向ってきたのである。
・ 人生は権力の追求である。
・ なすべきことを延ばしていると、いつまでもなし得ずに終る危険を冒す。たちどころに回心せずにいると、堕地獄の危険を冒す。
・ 極端に年若いということから、人は物事を延ばす理由を引き出す。費せる時間がたくさんあると、事件が到来するまで遊びながら何年も待っていてよいと思い込むのだ。
・ 諸国民が偉人を持つのは、自らの意に反してでしかない。---家族の場合と同じく。諸国民は偉人をもつまいとして、あらゆる努力をする。だからして、偉人は、存在するために、何百万の人間によって発揮される抵抗の力よりも大きい攻撃力を所有する必要がある。
・ 仕事は、前進的かつ蓄積的な力であって、資本とおなじように、成果においても、能力においても、利息をもたらす。
・ 少しずつの仕事が三百六十五回繰り返されると、少しずつの金を三百六十五回、すなわち莫大な利息をもたらす。同時に栄光が達成される。
同様に、小さな楽しみが数多くあつまれば幸福をかたちづくる。
・ 意欲すればするほど、より良い意欲を持つようになる。
仕事をすればするほど、より良く仕事をするようになるし、ますます仕事がしたくなる。生み出せば生み出すほど、生む力はゆたかになる。
・ あらゆるものから、すなわち貧困から、病気から、憂愁から癒えるために、欠けているものは絶対にただ一つ、<仕事を好む心>だけだ。
・ <義務>を果す習慣は恐怖を追い払う。
小さな意志の連続は、大きな結果を作り出す。
全て意志の後退りは、実質の小片が失われることである。とすれば躊躇とはいかほど浪費するものであろうか! そしてかほどの損失を償うのに要する終局の努力の、はかり知れぬ大きさを思い知るがよい!
私は輝かしき生涯というものを理解するので、自分もそれを実現する能力があると信じる。
仕事は、否応なしに、節制や貞潔といった良い品行を生み出し、その結果として、健康、富、継続し進歩する天才、そして慈愛をもたらす。汝ノ為ストコロヲ為セ。
・ 「われわれが青年期に望み求めるところのものは、われわれの老年期において、山ほど与えられる」のであり、老年期はあまりにもしばしば、われわれの祈願が聴き届けられたことによって悩むのである。だからして、高尚な用心とはわれわれは望むところのものを必ず得るのである以上、高尚なものをのみ求めるように気を付けることだ。
・ 人生のただ一つの思慮とは集中である。ただ一つの悪とは消散である。
・ 詩人キャンベルは言った、「働くことに慣れている人は、自ら為そうと決めたいかなる仕事でも立派にやってのけられるし、このような人にとっては、霊感でなく必要こそが、彼の美神を鼓舞するものとなるのである」と。
・ われわれの日々流れて行く事業においては、一個の決断が下されなければならない、---もし可能ならば、最善の決断が。しかしどんな決断でも、無いには優るのだ。
・ 気質の不在に対して代用となるもの、それは訓練であり、慣れと常套である。
・ 「天性によってよりも練習によって有能になった者の方が多い」とデモクリトスは言った。
・ ミラボーは言った。「どうやってわれわれは自分が人間であると感ずることができようか、万事において至るところで、成功するのでなかったら。何事についても、そんなことは私にふさわしくない、などと言ってはならないし、また何事にせよ自分の力に余ると感じたりしてはならない。意欲することのできる人間にとって、何事も不可能ではない。それは必要だろうか? それならば実現されるべきだ。これが、唯一の、成功の<法則>である。
・ われわれは、自分がそれに打ち勝った力を身につけるものだ。
・ 英雄とは、動かしようもなく集中している者のことだ。
・ 正当な追求であって報われないものはない。
・ 人生についての諸君の理論や計画は公明で立派なものだ。---しかし諸君は根気よくやるだろうか?
・ <ダンディ>は、間断なく崇高であろうと志すべきだ。彼は鏡の前で生活し、眠らなければならない。
・ 諸国民が偉人をもつのは、自らの意に反してでしかない。故に、偉人とは、自らの国民全体の征服者だ。
・ <ダンディ>は何もしない。
<ダンディ>が、嘲弄する以外の目的で民衆に話しかけるところがあなたには思い描けるだろうか?
貴族政体のほかに、道理にかなった確固たる政体はない。
君主政治にもあれ共和政治にもあれ、民主主義に基礎をおくかぎり、ひとしく不条理で脆弱だ。
・ 尊敬に値する存在は三つしか存在しない。
司祭、戦士、詩人。知ること、殺すこと、創ること。
その他の人間は、人頭税を課さるべく賦役に徴さるべきもの、厩舎につながれるために、つまり、いわゆる職業に従事するために作られたものだ。
・ ダンディズム。
優越した人間とは?
専門家ではない。
<閑暇>と<普遍的教養>とをもつ人間である。
富俗であって、仕事を愛すること。
・ 人間ははなはだしく人間を好むものであって、都市を逃れる時も、なお群衆を求めてのこと、すなわち田園にまた都市を作ろうとしてのことなのだ。
・ 何よりもまず、自分自身にとって偉人であり、<聖者>であること。
・ 人間のなかで偉大なものは、詩人と、司祭と、軍人しかない、
歌う人間、祝福する人間、犠牲をささげ、我が身を犠牲にささげる人間。
その他の者は、鞭を受けるべく作られている。
・ 自分自身にとって偉人であり、聖者であること、これこそ唯一の重大事だ。
・ 男が芸術に精進すればするほど、勃起することが少なくなる。
毎日、人間のうちのもっとも偉大な者であろうと欲すること!!!
・ 何かしらの官吏、大臣、劇場あるいは新聞の支配人も、時として敬意に値する人物たり得るが、神々しいことは断じてない。これは人格をもたぬ人間であり、職能のために、すなわち、公共への奉仕のために生れた、独創性なき存在である。
・ 固定観念の強さ
---独創の手だてとしての、絶対的な正直さ。