蕪村句集


     きい かはづ          たのも
・ に聞て蛙ながむる田面かな


・ ゆく春や逡巡として遅ざくら


・ しら露やさつ男の胸毛ぬるゝほど

         
はり
・ 白露や茨の刺にひとつづゝ


・ 朝霧や村千軒の市の音

     
いづ          ゆくひと
・ 門を出れば我も行人秋のくれ