作品5番(エレゲイア)




 サイイー族の誰かは盾をみつけて、意気軒昂であろう。それを私は
    しぶしぶ、藪のところに捨ててきたのだ。非のうちようのない武具だった。
 しかし私自身は救い出せた。どうしてあの盾が気に懸かろう。
    盾なんかどうでもよい。もっとよい品を、新たに手に入れよう。