「変身物語」第十五巻871
いやはて
いまや、私の作品は完成した。ユピテルの怒りも、炎も、剣も、すべてを蝕む《時》の流れも、これを消滅させることはできないだろう。あの最後の日が--といっても、それは、私のこの肉体だけをしか滅ぼしえないのだ--いつなりと、望みのときに、はかないわたしの寿命を終わらせるがよい! けれども、わたしのなかのいっそうすぐれた部分は、不死であり、空の星よりも高く飛翔するだろう。わたしの名前も、不滅となる。