「神を失いし者」
最近はもうどうしようもなく退屈で
何もすることが無く
不機嫌で
全ての魂を売ってしまったような気さえする
神の道を歩んでいた者は それを喪失した後は 深い闇の中を歩む
闇といっても愛がある
力がある
ディオニュソス信仰がある
しかし全ての真理を 全ての神を無くしてしまった
それならディオニュソスがあるが
僕には何の声も音も無い
何の緊張もなく 堕落し弛緩しきった
まるでルンペンのようだ
いや乞食こそ僕に相応しい職業かもしれない
朝からワインを飲み いつも軽く酔った状態で無いといられない
食欲に抗う為か それとも何も無い日々に味を付ける為か
乾燥しきっていて 息が詰まり苦しくなるような湿気の中で
脳の働きが科学的に大分おかしくなってしまっている
ニーチェも音楽も何も無く
もうゴールまできてしまった
薄ら笑いを浮かべて ボーっと呆けた様な
痛々しく 有り得ぬ名声の栄光の白昼夢の中で 有頂天に悦び
背筋は曲がり 豚の様に太った醜い体で 毎日を過ごす
僕にはもう何も無い
もう道は終わりの様な気がします
by ひかる 2006/11/2