「帰宅電車」



1 重い足気怠く歩き
  電車の中温もる
  風はやわらかに
  稲穂語り来る
  優しくくすぐる安らか欲しいの
  いつも大きく赤く腫れ上がる胸に抱いてね

2 風受けて体は痺れ
  調和の中微睡む
  時は逆上り
  海に辿り着く
  一日の憂い吸い込んでおくれ
  涙零せば撫でて見守るの赤い瞳で
  夕暮れ背中に赤く包み込むお日様の胸



   by ひかる 1994/7/11