孤独に



 おお孤独よ! もしお前と一緒にいなければならないとすれば、
   ごたごた寄り集った陰気な建物の山の中ではなく、
   険しい山を登って、自然の展望台に一緒に立とうではないか。
 そこから眺めれば、谷間や花咲く山腹や
 谷川の清水のうねりなどが、全く小さく見えるであろう。
   そして、私にお前の寝ずの番をさせるとすれば、
   枝々が屋根のように覆いかぶさり、足の早い鹿が飛び跳ねて、
 野性の蜜蜂が、ジギタリスの花から、びっくりして飛び出すようなところがよい。
 しかし、私はこういう場所を、お前と一緒に、
  喜んで歩きたいとは思うが、
  高尚な思想のイメージを語る無邪気な精神の甘美な会話こそ
 私の魂の楽しみなのだ。また、それが確かに
   人間の殆ど最高の祝福でなければならないのだ、
 お前の住居に、二つの意気投合した魂が飛んでいくとき。

                          1815年11月