「氷の立像」
心臓を血液に
脳をモルヒネに
性器を愛液に浸す
地球を掌にのせ
地殻をかち割り マグマを飲み干し
全宇宙を両手一杯に抱え
握り潰す
気が付くと 周りの人々が全て同じことをしていた
誰かが涙をこぼしながら叫んでいた「愛! 昇華の行き着いた愛!」 何度も.... 何度も....
赤い水晶が現れた そしてそれは粉々に砕け散った
彼らの愛の形は壊れた
そして彼は敗れた
誰も何も口にしなかった
人々は魂を凍らせながら
ずっとそこに立っていた