また昼に



 僕はもう はるかな青空やながされる浮雲のことを
 うたはないだらう......
 昼の 白い光のなかで
 おまへは 僕のかたはらに立つてゐる

 花でなく 小鳥でなく
 かぎりない おまへの愛を
 信じたなら それでよい
 僕は おまへを 見つめるばかりだ

 いつまでも さうして ほほゑんでゐるがいい
 老いた旅人や 夜 はるかな昔を どうして
 うたふことがあらう おまへのために

 さへぎるものもない 光のなかで
 おまへは 僕は 生きてゐる
 ここがすべてだ!......僕らのせまい身のまはりに