「恐ろしい夢」
僕は地球から遠く離れた銀河系のある星に生まれた
いわゆる宇宙人だ
そして僕は運命に操られ地球へとやってきた
その頃地球では小学生を終えると一旦人格破壊され 新しく人格を埋め込まれ中学生になることに決
められていた
僕は赤ん坊の頃から地球で育ち楽しく小学生時代を過ごした
多くの仲間達と友情を学び育み 仲間達と多くの素敵な思い出を作った
卒業後の恐ろしい運命など知る由もなく....
小学校卒業後のある日 みんなはある広場に集められた
突然あたりを深い暗黒が包む
調教師達は集められたみんなに声を上げる事と勝手な動きをする事を禁じた
周囲から恐怖の余りの叫び声が聞こえる
そしてそれを調教師達は厳しく叱り飛ばしていった
そしてみんなはあるポーズをとることを強制された
調教師達の叱り飛ばす声が聞こえる
にっしん大丈夫か 君は僕の憧れだった 君は男らしく勇敢で格好良くスポーツ万能で喧嘩の強い人
望のある男だった
君を影で支えることは僕の密やかな喜びだった
君に適うものといえば少々の頭の良さと足の速さとサッカーの腕前だけだ
君も恐怖のあまり震えているのだろうか しかし君のことだ 強い精神を持って恐怖を克服しているのだろう
僕は恐怖のあまり最初から目を堅く閉じている
僕の元にも調教師が来て僕を注意し正しいポーズを命令した
僕は懸命に従ってゆく
そして周囲の仲間達は深い眠りに落ち みんなどこかへ連れ去られていった
僕だけが取り残された
大人たちが言い合っている
この子は眠りに落ちない このままではいけない
僕の耳から管を通し脳を掻きまわし 僕の口から液体を注ぎ込み そして口にマスクを当て全身麻酔をかけようとした
しかし僕は一向に眠りに落ちない
危険だ このままでは人格破壊できないぞ
大人たちは僕の背骨の下部にとても痛い白色の液体の注射をし始めた
効かない 何本も打てとこの激痛を何百本も味あわせる
しかし僕の意識は強固であり一向に眠りに落ちることは無かった
ある若い女が言った
「この子は特別な血を引いている 天才よ きっと将来は思想と言葉を新しい次元に塗り替えるわ」
僕は感じるところがあり 表情には表さなかったが心の中で密かにほくそえんだ
大人たちは必死だ
僕を液体窒素で氷結させ ハンマーで僕の頭を強打し砕こうとする
痛くそして眩暈がした 何百回も僕の頭を叩くのだ
しかし僕はそれでも意識を失うことは無かった
そして遠い北の果て 北極に連れて行かれる
僕は裸にされ一人にされる
凍える寒さの中 僕は氷と氷の間を飛び越え あてもなく氷の大地の奥へと向かってゆく
抗うこともせず 運命を受け入れ ただ一人彷徨って行く
by ひかる 2004/6/22