最後のソネット



 煌く星よ 私もお前のように不変の者になりたい---
   しかし夜空に高々と寂しく輝き
 永遠の瞼を開いて
   自然の辛抱強い眠れぬ隠者のように
 人の住む大地の岸辺を洗い浄める
   祭司の仕事を果たす水を見守ったり
 或は山や荒野にやわらかに降り積った
   新しい雪の仮面をじっと見つめたりするのではなく---
 そうではなく 常に動かず 常に変わらず
  美しい恋人の熟れいく白い胸に枕して
 そのやわらかな浮き沈みを永遠に感じ
  甘美な不安に永遠に目覚めて
 いつまでもいつまでも そのやさしい息の音を聞いて
 いつまでも生きたい---もし叶わねば死んでしまいたい


             1820年 改作 (1919年4月 初稿)