「背中合わせの愛.無.詩」
一つの大海を泳ぎ去った いや木ぎれにしがみついただけかもしれない
だが今までの道のりを思えば思い出深い
さてまた新しい海を探さなければ
なぜだ 君は溺れる程苦しかったはずだ
でもね 泳ぎきった時はうれしかった
そのために苦しむなんて馬鹿馬鹿しいよ
特にね灯台が眩しかった そしてそれが見えた時うれしかった
ふん 灯台なんて陸に上がっちまえば何の役にも立たないのさ
最初の質問から答えよう
そこに海があるからさ 泳いでいる時 苦しい時が一つの幸福なんだ
灯台はそこに定住することも出来るけど迷った時にいつでも帰ってこれるじゃないか
いつかは光も消えるぞ
その時は僕が灯台になるさ そして二つの灯台が光るように待つんだ
灯台は二ついらんぞ 一つは壊してやる
はいはい 眩しくならないように一つ分の光量にお互い合わせましょう
それに2倍の光なら他も迷いませんのに
むむむ...ならば金槌はどうする やつらは不幸でいいのか
練習すればいい そして飛び込んでみればいい
そうすれば 海を泳ぐ素晴らしさを知り 灯台がなければ
陸に辿りつけないことが解るでしょう あなたも同じです
きぃー 貴様等は神になるつもりなのか
いいえただ幸せになりたくて幸せにしてあげたいだけです
ふん ご立派だな だがこんな浅い所では人も幸せにはなれんぞ
だからもっと深く 波の高い海を探しているんです
そして...溺れるぞ 今度は フフフ...
.....私は長時間陸では生活できないんです.....
by ひかる 1993/4/3