詩人の死



 詩人は倒れた! 名誉ある囚われ人は
 世の噂に中傷され
 胸に銃弾をうけ 燃える復讐の心を抱き
 誇り高いこうべを落として 倒れた!......
 詩人の魂は
 低俗ないやしめの恥辱に耐えきれず
 上流社会の世論にあらがって 立ち上がった。
 いつものように たったひとりで.....そして殺された!
 
 殺された!......いまとなって 泣きわめいたり、
 用もないのに声をそろえて 空しいほめ言葉を並べたてたり
 哀れっぽい片言で弁解してみたとて なんになろうか?
 運命の判決は下されたのだ!
 きみらこそ まずはじめに悪意をこめて
 詩人の自由で大胆な才能をいじめぬき
 ほんの小さな火事をおもしろ半分に吹き起こしたのではないか?
 なんたることか? 喜ぶがいい......
 詩人は最後の苦悩に耐えることができなかった。
 すばらしい天才はたいまつのように消え去った
 いかめしくも美しい花冠は枯れ落ちてしまった。
 ・・・・・・