死の恐怖



・死を軽侮すべしと説得するために哲人達が払う苦心にも増して、死がどれほど恐るべきものかを証明するものはない。(ラ・ロシュフコー)


・死というものは、他人のことと見ている限りは、たいして恐ろしくもない。 けれどもこれがいつどこで、どんな無法な仕方で自分に迫るかもしれない ことに気づくと、やはり恐ろしい。(末綱恕一,数学者)


・「死にたければいつでも死ねるからね。」  −「ではためしにやってみたまえ。」(芥川龍之介)


・死が真正面から自分を襲ってきた時、人から借り物の死生観では、これを 乗り越えることはできない。(岸本英夫)


・ひとたび、生命が直接の危険に曝されると、人間の心が、どれほど、たぎ り立ち、猛り狂うものであるか。そして、いかに、人間の全身が、手足の 細胞の末にいたるまで、必死で、それに抵抗するものであるか。私は、身をもって、それを感じた。このような、直接的な、生理心理的な死の恐怖 の前には、平生用意したつもりであった観念的な解決は、影の薄い存在に なってしまう。賢いといわれた人も、学問のある人も、恐れおののき、妄念のとりことなり、身も世もあらぬ取り乱した状態になってしまう。 (岸本英夫)


・今死ぬと思うにすぎし(まさる)宝なし 心にしめて常に忘るな


・ああ苦しい。今死んでは困る。 (夏目漱石,平生は「則天去私」を信念としていた)


・暗い、暗い、もっと光を!(ゲーテ)


・死が、諸悪の根源だ。何が怖いといっても、結局これなんだ。 (ビートたけし)


・死を前にしてはニーチェもキルケゴールも役に立たなかった。(瀬田栄之助,作家)


・金は、いくらでも出す、助けてくれ!(力道山)


・(先生には数々の素晴らしい業績や芸術作品があるではないですか。)
 今死んでいく自分にとって、そんなものが何になる。
 (それでも、先生の教えられたことは私達の心の中にくっきりと焼き付い  て生き続けます。)
 そういうお前たちも死んでゆく…。 (レオナルド・ダ・ヴィンチ)


・いかに偉大な業績を後世に残したとしても、いざ死んでいく、その人にとって、それが何になるであろうか。(レオナルド・ダ・ヴィンチ)


・ 公平にどの点からみても、世界で最大の偉人は、仏陀釈迦牟尼仏である。(ウェルズ,英・作家)


・ 仏陀釈迦は、世界の最も偉大な宗教家であり、世界の光である。(ハイラー)


・ 世界に数ある宗教の中でも、仏教ほど、近代的な科学思想と手をたずさえて、摩擦の少ないものはまれであろう。(岸本英夫)
・ 科学技術の進歩をよく方向づけることのできるのは仏教ばかりであろうと、私は絶大の期待をかけている。(末綱恕一)


・ 仏教に入るのにいろいろの路があるようです。自己や世界の無常を感じ、その無感から入る路があります。死に対する恐怖感から入る路もあります。死に対する恐怖感は人間にとって最も深刻で、救済を求める動機となることはもちろんであります。また親鸞のように、深い罪悪感から入る路もあります。(末綱恕一)