「神聖なる初まり」
私は苦しみの中にたたずんでいた。
胸には重い石があり 力を抜けば地中に落ち込んでゆきそうだった。
私の強靭な体力も残り少ない時だった。
一人の無邪気な子供の笑いが耳に入った。
その声は白く透き通り、天に昇りつめるような神聖さだった。
私は気付いた。笑いが無いことを。
笑いによって全てにイエスを唱えることを。
さあ人間よ!笑え!子供のように無邪気に。
ああ....地上に重く沈んでいた清澄な大気。
さあ登れ登れ天に向かって光を放ちつつ....地平にそって無限に広く無限に高く。
その通り過ぎた跡は赤い愛の海原で満たされるだろう。
by ひかる 2月頃