「確かなひと時」



 公園のベンチに腰掛けて語り合う二人
 愛について 宗教について 仕事について 人生について
 孤独から逃れられぬ二人は僅かな時を確かに分かち合う
 いつもの通り僕は君をくすぐったりする
 君は可愛くもけたたましい悲鳴をあげてダチョウのように駆けて逃げ出してゆく
 僕は君の体にへばりついたまま追いかけていく
 「あひー あひー あひー あひー」
 ダチョウと金魚の追いかけっこ
 確かな時間があった
 決して消え去ることのない確かなひと時が
 二人が気を許しあい本当の心をこぼし合った 忘れられぬ確かなひと時


   by ひかる 2003/11/21