「戯れ」



 一人にぼっちになりたくなくて
 男は女を 女は男を求める
 一人になるのが怖くて みんな愛の上に跪く 
 
 君と出会ったのは春のまだ寒い頃....
 君は迷子の子猫のように俯いて約束の時間に遅れた僕を待っていたね
 君は口付けされたり抱かれるのが大好きな女の子
 座って僕を待つ姿には孤独が強く刻印されていた
 二人は出会った日から抱きしめあい二人とも孤独から逃れようとするように愛し合った
 とても変わった僕に君は戸惑い 僕は弱々しく淋しがり屋の君をかばった
 でも僕は君のことは愛せないんだ 愛していないんだ
 君の愛だって自分では信じているかもしれないが不確かなものだ 
 一人ぼっちだった二人がちょっと戯れてみただけのこと
 
 僕は再び残酷な道に戻らなければならない
 弄ぶにも邪魔だから僕は君を捨てるだろう
 悲しみを振り払い僕は戦いに赴き行く
 二人の孤独の悲しみを振り捨てて 戦いに赴くんだ



     by ひかる 2003/9/11