「小さな聖者」
ああ僕にも殉教の日々があった
子供の頃からキリスト教に感化され 中学生の頃からはそれをも超えて
普遍的な優しい魂を持った人間として人々の前で振舞った
僕は一切の権利を放棄した
僕は反抗することをしなかった
左の頬を打たれたら 右の頬を差し出した
僕は敢えて人々を怒らせ 殴らせもした
そして彼らのために祈り 神へその罪への許しを請い 彼らを愛した
防御せず 立腹せず 悪人にも反抗せず
むしろ悪人を愛した
思春期の頃の僕は僕が思っているよりもかなり凄まじい人間だったようだ
by ひかる 2006/8/1