歌と箴言




 初めに拍子、終わりに脚韻、
 全部をとおして音楽の魂、
 かくして成りし この世ならぬ声音をば
 人は名づけて歌とよぶ。いっそ手短に言うなれば、
 歌とはすなわち「音楽としての言葉。」

 箴言は新しき領分をもつ、
 嘲笑したり、浮かれ歩いたり、跳ねたりがお手のもの、
 ただし歌うことはゆめ叶わず、されば
 箴言とはすなわち「歌なき精神。」

 われ 諸君にこの二つながらを捧ぐること許さるるを得んか?