「全知の人」




 深夜の街を一人歩く
 エリックサティを抱えながら

 どこまでも均質な街並み 近代
 静寂の中 精妙で緩やかな美しきカオスの音楽は流れる
 過去の真理が くすぐられる微笑の中 思い起こされる

 僕は情熱的な人々と語る
 愛 力そして美 様々な真理が叫ばれる 
 僕はその叫び一つ一つに共感してやり 優しくうなずく
 全てを知った人間として

 世界はカオスである そして僕は神人である


             by ひかる 2001/10/9